家に帰ったらamazonからCDが届いていた。ということで真夜中に聴いているのである。このCDは2005年6月12日の川崎クラブ・チッタでのライブを収めたCDだ。既に1年半近く前の録音でやっとやっとやっとの発売。管理人は実際にライブ会場に参加していたので拍手の音や歓声に自分の音が含まれているというだけで感動ものである。実際のコンサートでは約2時間半26曲だったそうだがここでは全18曲CD1枚約1時間15分にまとめられている。できれば完全盤2枚組みにしてほしかったところ。
このBlogの中ではPFMに続いて2組目のイタリアのプログレバンドなのだが高校生のときに初めて彼らの「Tilt」を注文して手に入れてから既に半世紀以上経ってからの初来日ライブは本当に感動であった。
当日の様子はmixiの日記に書いていたのでもう一度読み直してみたりしたがドラムのフリオ・キリコは本当に凄い。音の数でいったら彼の右に出るものはなかなか居ない。もうかなりの歳のはずなのに録音当事と殆ど変わらないというのは異常ですらある。彼らの音やPFMをここ数年生で聴いて、年齢を感じさせないパワフルさには本当に脱帽!
さて曲のほうは当事の1st「Tilt」、2nd「Giro di valzer per domani」を中心にした選曲。1枚でこの2種類のアルバム曲が聴けるのもお得である。楽器編成やアレンジからはプログレの中でもジャズ・ロックに分類されることが多いが彼らはメロディも優れているので比較的聴きやすい音なのではないだろうか。今回は何気に若手バイオリニストのラウターロ・アコースタも目立ってるし、アレアのデメトリオを彷彿とさせるボーカルのイアーノ・ニコロの凄さも良く判るし、サックスのアルフレード・ボニッシィのフューチャされている曲もある。実際ライブでは感動のあまりじっくり聴くといった感じではなかったがこうやってCDになって聴くとオリジナルメンバー以外の新メンバーも凄いテクニックを持った人たちだというのことや、あまりぱっとしない(?)リーダーのベッペ・クロヴェッラも生ピアノ、エレキ・ピアノ、オルガンを忙しく使い分けていたのだということが良く判った。
『ティルト』組曲
1. 重力(Gravità 9, 81)
2. ストリップス(Strips)
3. 侵食(Corrosione)
4. ポジティボ / ネガティボ(Positivo/Negativo)
5. 路上にて(In Cammino)
『明日へのワルツ』組曲
6. 明日へのワルツ(Valzer Per Domani)
7. 花芯(Mirafiori)
8. 9つの月の前で(Nove Lune Prima)
9. メスカル酒 / メスカル酒の杯(Mescal/Mescalero)
10. 9つの月の後で(Nove Lune Dopo)
11. 重苦しい空気(Aria Pesante)
12. 大地の大きさ(Dimensione Terra)
13. Kawasaki
14. 栄光(Glory)
15. マリリン(Marilyn)
16. アルカンシエル(Arc en Ciel)
17. 地中海の夜明け(Alba Mediterranea)
18. 2000
<amazonで確認1><amazonで確認2><discogsで確認>
うおおおおっ、このようなものが発売されているのですね。マルちゃんの話をきいて行かなかったことを後悔した自分としては、是非とも手に入れなくては…
べんしまさん、すんません。何ヶ月も書き込み見落としてました。買いましたか?まだだったら次回XXXXの時@$$&)~)#$’%&しましょうかぁ!
いやいや、更に時間が経ってしまいましたが、
買いましたですよおおおっ!
昔の作品が生まれ変わった、という感じですね。
粋のいい若手を交えてリフレッシュした作品。突出したメンバーがその名を引き継げばOKなバンドは、こういう活動ができるから、いいですよね。ELPじゃ、こうはいかない。
マルちゃんの日記を読んでいながら、2枚目のディスクを探してしまいました。1枚ものなんだねー。他の曲も聴きたいなあ。
べんしまさん、どうもです。
そうですか。聴かれましたかぁ。
確かべんさんはライブ行かれなかったんですよね。
ヴィオリンの坊やもなかなかだったでしょ?
ではまた来月お会いしましょ。