ちょっとCMネタで...去年ソニーの新世代ハイビジョンテレビ「新ブラビア」のCMでノリの良いサンバがかかっていて何の曲かな?「バトゥカーダ」みたいな曲だなぁ...(実際は全然違うんだけどね。そのときはそんな印象だったんですぅ...) なんて思って探してたんだけど、これはCMオリジナル曲でトベタ・バジュンという人が作った曲でした。CD化されてないのが残念...
【注:2007/4/7時点ではまだ未CD化でした。2008/11/5CD化-写真上右】
そして月日は流れ最近本当に「バトゥカーダ」がCMでかかっている。キリン・ザ・ゴールドというビールのCMです。
この曲はブラジルのMarcus Valle(マルコス・ヴァーリ)って割と有名な人の曲です。彼の作った曲で最も有名なのは「サマー・サンバ」で多くの人にカバーされ今やスタンダード曲になっていますね。 CMではbirdという日本人女性シンガーがカバーしていますが今のところCD化はしていないみたいです。(追記:2007/7/11 CD化されました。)
ということでこの曲のカバーを紹介してみようかと思います。
うちにあった音源で見つかったのはオリジナルを含めて4曲でした。ちなみに「batucada」ってポルトガル語は英語だと「drummed」って変換されました。太鼓のビートとかの意味になるみたいでyoutubeで検索かけるとサンバのリズム隊の動画がいっぱい出てきます。
1. Marcos Valle 「Samba ’68」
これがヴァーリのオリジナルが入っているアルバムで1968年作品。奥さんのアナマリアと一緒に歌っています。CMのBirdのバージョンに比べるとリズムの強調が少なくゆったりと聴けます。間奏のオルガンソロがとってもかっこいいですね。このアルバムは名曲「サマー・サンバ」や「ザ・フェイス・アイ・ラヴ」も含まれているしボサノバではマスト・アイテムと思います。廉価版も出てるしとても買いやすいです。
2. Sergio Mendes & Brasil ’66 「Look Around」
セルジオ・メンデスとブラジル’66のアルバムで1967年の作品。このカバーはボーカルの力強さではbirdに負けるけどリズムのノリは結構近いものがあると思います。コーラスも素敵だしオリジナルのヴァーリのものより僕は好きです。数あるセルメンの曲の中でも僕の中ではベスト3に入りますね。このアルバムは他にも「ホーダ」「カエル」「トリステーザ」なんかのノリのいい曲が入っていて楽しめると思います。何度も再発されている名盤です。
3. Walter Wanderley 「Batucada」
ブラジルのオルガニスト、ワルター・ワンダレイの1967年作品でアメリカ進出3作目。「サマー・サンバ」や「イパネマの娘」の入っている2作目で1966年作品「Rain Forest(邦題:サマー・サンバ」)のほうが有名なんだけど、こちらはギターでヴァーリ自身が参加していたりもします。基本的にはインストでジャズの範疇に入る人だと思うのですが全体的にイージー・リスニング感覚で聴けて休日のBGMとかにいい感じだと思います。
4. Towa Tei Feat. Bebel Gilberto 「Get Easy! Vol.2 – The Future Collection」
テイ・トウワというDJの1994年の作品「Future Listening!」に入っている曲です。87年に渡米しニューヨークのDJとして活躍して現在は日本で多彩な活動をしている人(らしい)...というのも僕の持っているのはピチカート・ファイブなんかの曲も入っているドイツ編集のコンピレーション・アルバム「Get Easy! Vol.2 – The Future Collection」に入っていた1曲だったんですよ。だからこの日記のためにちょいと検索してみたってわけです。このコンピは既に廃盤みたいだけど彼のオリジナルのほうは手に入るみたいです。アレンジは最近のクラブ・ミックスといった感じですかね。結構かっこいいですよ。
【2022/07/03:以下は追記です。】
5. Bird 「Batucada」 (CD single)
CMで使用されているBirdのバージョンです。2007/7/11 CD化されました。2007/11/28にはアルバム「BIRDSONG EP -cover BEATS for the party-」が発売になり、こちらにも”Batucada”が収録されています。
ブラビアのCM曲もCD化されましたので追記しておきます。
5. Bajune Tobita 「青い蝶」
2008年11月5日にCD化されました。トベタ・バジュンの「青い蝶」というアルバムに収録されている「太陽の色」がブラビアのCMで使われた曲です。
こんばんは。
セルジオ・メンデスとブラジル’66は懐かしいですね。ヴォサノバ系では好きなグループなので反応してしまいました。
URLサイトを拝見いたしました。このアルバムのプロデュースを手がけているのはどうやらハーブ・アルパートのようですねぇ。そして、1曲目に収録されている曲は、かの有名なビートルズの曲ではないですか。
面白そうなので今度購入して聴いてみます。
Reeさん、コメントありがとうございます。
Reeさんがセルメンを押さえてるとは思いませんでしたよ。
これも大好きなA&Mレーベルの作品です。
副社長みずからのプロデュースですね。
セルメンのA&Mリリースのものは去年紙ジャケがどんと出たので
大人買いして今PCにぶちこんであります。
はじめまして。batucadaで検索してここにたどり着きました。これほど私の琴線にふれてコメントしたくなり、・・・突然、おじゃまします。
先ほどbirdのHPで知りました、7月にCD化されるようです!よかったですね!私もキリンのHPにCD化希望のメールしたくらいですから、願いが通じてとてもうれしいです。
また、私もとても気になっていた、ブラビアCM曲もCD化しないかと・・・。ソニーには希望メールしていません。・・・したほうがいいかしら?
massaさん、はじめまして。書き込みどうもありがとうございます。
CD化の情報どうもありがとうございます。7月だとまだまだ先ですね。でもビールの季節にはちょうどいいかも。
ブラビアのほうはCMが終わってかなり経ちますので難しいかもしれませんね。でも希望メールお願いします。(って他力本願じゃん(>_<))