「God Only Knows」のカバーをちょっとづつ紹介していきます。
(これもmixiに書いてたやつ。一挙に4回目まで載せてみます。)
(その1)
去年の秋ぐらいにFMでどこかで聞いたメロディが流れ、何の曲だったか思い出せなかったんだけど絶対知ってる曲だって思い、しばらく頭の中でずっとメロディが鳴っていました。 そのうち「なんだ。ビーチボーイズじゃないか...」でも歌ってたのはどこぞの女性ボーカルで全然知らない人。
そして僕の「God Only Knows」の旅が始まったのだった。今月末にAmazonから届くはずのバージョンを入れるとオリジナルを含めて46曲も貯めこんでしまった。しかしこんなに多くのカバーがあるなんて思わなかったな。今ではFMでかかっていたバージョンは思い出せないけどきっとこの中にあるに違いない。試しにCDに焼いてみたらちょうど2枚組みのコンピのボリュームでした。
写真が3枚載せられるので1回につき3曲紹介。気長に紹介していきます。さて何ヶ月かかることやら....途中で挫折するかも...。アーティスト名の次の「」内は収録アルバム名です。
1. The Beach Boys「Pet Sounds」
言わずと知れたオリジナル。恥ずかしながらアルバム「Pet Sounds」を昨年購入。これはモノラル・バージョン。メロディは良いし、アレンジといいコーラスといいよく練られている。ラストのコーラスの盛り上がりが好きだな。やっぱ名曲だ。ビートルズの「サージェント・ペッパー...」に影響を与えたのも頷ける。
<amazonで確認>
2. 山下達郎「JOY」
ずいぶん前に出た2枚組みライヴアルバムから。Netで検索したらヒットして以前買っていたのに気づいた。CDの山から探し出してPCに録音。遅めのテンポでフェンダー・ローズらしきエレキ・ピアノをバックにしっとり歌っています。間奏のサックスもお洒落でAORな雰囲気のアレンジ。
<amazonで確認>
3. Bruce Gaitsch「A Lyre In A Windstorm」
ブルース・ガイチ、この人の名前は良く耳にするのだが調べてみるとスタジオミュージシャン、コンポーザー、プロデューサーの人だった。シカゴやリチャード・マークス、ビル・チャンプリン等に曲を提供しているらしい。シンセをバックにアコースティック・ギター(エレアコかな?)がメロディを奏でる。インストかと思って聴いているとサビのコーラスで元イーグルスのティモシー・シュミットの声が出てくる。癒し系のアレンジだ。間奏のガイチのギターソロの出だしがかっこいい。
<amazonで確認>
(その2)
次の3曲はいずれもネットで購入したものです。
4. Glen Campbell「Country Classics」
グレン・キャンベルのベストアルバムからです。ちっともカントリーという感じではありません。オーケストラをバックにボーカリストに徹していてとてもゴージャスなアレンジです。彼はセッション・ギタリストとしても有名ですが、ビーチ・ボーイズとはツアーのサポート・メンバーでベース&ボーカルを担当したこともあるそうです。
<amazonで確認>
5. 渡辺等「Boring」
ザバダックのステージやアルバムでベースを担当している売れっ子セッション・ミュージシャン。ベースのみではなくギターやブズーキ等も弾けるマルチ・ミュージシャンの彼がインストで演ってます。なかなか面白いアレンジでフレットレス・ベースとエレクトリック・ブズーキの多重録音でしょうか?楽器がシンプルな分癒し系の音です。
<aplle musicで確認> <edition GASPARDで確認>
6. Joss Stone「Mind Body & Soul – Special Edition」
ジョス・ストーンの2004年9月に出たアルバムのスペシャル・エディション(2005年12月)に含まれているボーナス・トラックです。顔を見るまでは黒人女性が歌ってるのかと思いました。とてもソウルフルなボーカルです。これはなかなか良い!45曲集めた中でもかなり好きなほうにランキングされます。最近の人はあんまり知らないのですがグラミーにノミネートされたり若い人にすごく人気があるのですね。まだ18歳だそうです。英国版平原綾香とか宇多田ヒカルといった感じなのでしょうかね?
<amazonで確認>
(その3)
7. The Manhattan Transfer「Tonin’」
ジャズ・アカペラのマンハッタン・トランスファー、全盛期のヴォーカリーズの頃にはライヴを観に行ったこともある。1994年の作品だが日本でのアルバムタイトルは「カバーズ」となっており、60年代のヒット曲や有名曲のカバー作品集だ。スローなテンポと最高に美しい和音。夜に酒でも飲みながら聴くのに良い感じ。
<amazonで確認>
8. Maria Joao & Mario Laginha「Undercovers」
マリア・ジョアン&マリオ・ラジーニャの「アンダーカヴァーズ」から。ジャケットからはアフリカの女性歌手の様に見えるけどこれは化粧で七色の声を持つポルトガルの女性シンガーだそうである。マリオ・ラジーニャのピアノ・トリオをバックに歌うのだがこれはジャズなのか?澄んだ音のピアノとパーカッション、エンディングの原曲には無いフレーズなんかは矢野顕子のようだ。今回の45曲のカバーの中でもベスト・トラックで大推薦。ネットでこの曲のみ購入した。
<amazonで確認>
9. London Symphony Orchestra「Symphonic Rock-American Classics」
ロンドン交響楽団もカバーしていた。ジャケットはプログレのイエスなんかで超有名なロジャー・ディーンのもの。大草原に朝日が昇っていくのが眼に浮ぶような厳かな感じのアレンジだ。ビーチボーイズの曲がすっかり交響詩になっちゃってる。たいしたもんだなこりゃあ。ボロディンかスメタナかって感じです。
<amazonで確認>
(その4)
10. Dean Drouillard 「Dream At Harmony Motel」
ネットで購入したもの。経歴とかは全く知らない人でしたが彼のホームページを見つけました。カナダのミュージシャンのようです。
Dean Drouillardのホームページ
アコースティック・ギター1本をバックに彼が歌うシンプルなアレンジです。
<amazonで確認>
11. Jubilant Sykes「Wait for Me」
もともとクラッシックのオペラ畑のバリトン歌手だそうですがゴスペルでもブルースでもなんでもござれでボーカルアルバムをsonyから2枚出しています。これも10と同様にアコースティック・ギターがメインのバッキングですがスライド・バーを使っているのとウッド・ベースが入っているのでちょっとだけ豪華ですかね。
<amazonで確認>
12. Shane Searles「Pop_Rock」
ネットで購入したもの。エレキギターをかき鳴らす感じのロックアレンジ。45曲集めてみたけどこんなにストレートでロックしてるアレンジなのはこの人のだけでした。
<amazonで確認>