前回の続きです。前回書きそびれたのですが作者はHilliard, Garson、Bob Hilliard(作詞)とMort Garson(作曲)のコンビです。二人の経歴等は英文のWikiを参照いただければと思います。このOur Day Will Comeという曲は星の数程カヴァーがあってとても紹介しきれるものではないのですが、自分にとって印象に残っているものをあと2曲程紹介したいと思います。まずはRoger Nichols & The Small Circle of Friendsのバージョン。
イントロのキラキラ感ときれいなコーラスが素敵です。ロジャー・ニコルスのことはカーペンターズの曲の作家ということで彼らのムック本が出た74年には知ってはいましたが当時は日本盤は出ておらず、90年代渋谷系の音楽がブームになりポリドールから95年に廉価盤で再発(世界初CD化は87年に日本でA&Mレーベルの発売権を所有していたポニーキャニオン)されるまでは聴いたことがありませんでした。74年のムック本からポール・ウィリアムスとロジャーニコルスの記事画像を載せておきます。
(画像はクリックで拡大可能です。)
蛇足ですが記事画像はムック本でもポールの説明の後にロジャーの説明があり、74年当時日本で出ているアルバムもポールの3枚のみだったことも相まって自分は勝手にポールが作曲、ロジャーが作詞と思い込んでいました。このアルバムにはOur Day Will Comeの他にも自分の琴線に触れる名曲ばかりだったこと、実はロジャーが作曲を担当していたことも判りこのブログの大きな要素となりました。
紹介したいもう1曲は次回に続きます。実はその曲が本題に続いていきます。