ロジャー・ニコルスのクリスマスソング。スモール・サークル・オブ・フレンズの前身であるロジャー・ニコルス・トリオの1964年デビュー・シングルがクリスマス用のノヴェルティ・ソング「St. Bernie The Sno-Dog」だったというのは有名ですが、これは彼の作曲ではありません。彼自身が作曲したクリスマス・ソングとしては1995年のアルバム「Be Gentle With My Heart」の一番…
-
-
When You Took My Heart
今回取り上げるのは、前回に引き続きやはりエディ・マネーの3作目のアルバム「Playing for Keeps」に収録されている「When You Took My Heart」。もちろんこちらもロジャー・ニコルスの作品ではありませんでした。CDには『By J.Marcellino, D.Verdusco, D.Sieff, R. Nichols』との記載があります。All Music Guideで調…
-
Nobody Knows
今回取り上げる作品はエディ・マネー(Eddie Money)の「Nowbody Knows」なのですが、結論を先に言ってしまうとこれはロジャー・ニコルスの作品ではありませんでした。エディの3作目で1980年のアルバム「Playing for Keeps」に収録されています。そもそもこの作品を知ったのはFM放送『山下達郎サンデーソングブック』2007年05月06日 ロジャー・ニコルス特集 Part…
-
ポプラ社 少年探偵 江戸川乱歩シリーズ
当初は全15巻、後に全26巻、全37巻、最終的に全46巻となった。二十面相を含む乱歩の少年少女物は26巻までで27巻以降は大人向け小説を乱歩の弟子達が子供向けに書き直したものである。これらの大人向けの書き直しには1967年5月~8月に初版発行された名探偵シリーズ全15巻の中の乱歩作品8冊(27~34巻)の装丁を変えたものも含まれている。名探偵シリーズは乱歩の他に海野十三が4冊、横溝正史が2冊、高木…
-
When Love Is Near
ロジャー・ニコルスとポール・ウィリアムスのソングライター・コンビが自分達の曲を売り出すべく1970年に製作したデモ音源集の9曲目に入っている曲です。1971年にカナダのカルガリー出身のバンド「オリジナル・キャスト (The Original Caste)」によって取り上げられました。彼らはとりわけ日本で人気があり、「天使の兵隊 (One Tin Soldier)」「ミスター・マンデイ (Mr. M…
-
You Took Me By Surprise (恋人たちの永遠)
1995年にロジャーがサークル・オブ・フレンズ名義で発表したアルバム。この賛否両論のアルバムからも調べてみると何曲かのカヴァーがあるようです。前回紹介した竹内まりあは発表年から行くと完全にロジャーのほうがカヴァーでしたが、今回は沢田知可子のほうが翌年に発表されているのでこちらがカヴァーですかね。「恋人達の永遠」というタイトルで日本語歌詞のカヴァーです。「会いたい」の大ヒットを持つ彼女がどんな経緯で…
-
Now / Heart To Heart
『Now』はカレン・カーペンターの死により1982年カーペンターズ最後の録音となってしまった作品。作詞はディーン・ピチフォード。この未完成音源はリチャードがカレンの遺作としてまとめあげた翌1983年の『ヴォイス・オブ・ザ・ハート』の1曲目を飾っています。実はこの曲のメロディ自体は1980年12月発売の竹内まりやのアルバム『Miss M』の中の『Heart To Heart』(作詞:竹内まりや)とし…
-
Keith Emerson Band at C.C.Lemon Hall (16 Oct. 2008)
プログレな友人達とキース・エマーソン・バンドのコンサートに行ってきました。事前に新しいアルバム『キース・エマーソン・バンド・フィーチャリング・マーク・ボニーラ』も購入したし、過去のアルバム音源や、今年の他のツアーのセットリストも入手して予習は万全で臨みました。場所は渋谷のC.C.Lemonホール(旧渋谷公会堂)、考えてみればこのぐらいの大きさでのロックコンサートに行くのはすごく久しぶりです。開場が…
-
「Superstar/Groupie」(その3)
「スーパースター」の3回目。1ヶ月も間が空いたにはそれなりの訳があるのですが... まずはこのカヴァーを聴いてみてほしいのです。 曲のアレンジからはカーペンターズでのヒット1971年以後から1975年4月より前の録音と思われます。なんということだ!これはもう少し歴史の勉強をしなければならない。そうしないと続きが書けそうにないですよ。 結論から言ってしまうとこの「スーパースター」はクメール語で歌われ…