70年代ラジオ少年だった頃彼らのヒット曲が好きでした。リアルタイムではカセットにエア・チェックして聴いていましたが写真はずいぶん後になって買ったLPレコードです。『Make It With You(二人の架け橋)』、『If(イフ)』、『Everything I Own(涙の想い出)』、『Diary(ダイアリー)』、『The Guitar Man(ギター・マン)』、『Aubrey(オーブレー)』とか好きな曲がいくつかあります。全てデビッド・ゲイツの曲でした。
ブレッド(Bread)はデヴィッド・ゲイツ(David Gates)、ジェイムス・グリフィン(James Griffin)、ロブ・ロイヤー(Robb Royer)の3人で結成され、1969年ファースト・アルバム『Bread』(灰色の朝)でデビューしています。
1970年にはドラマーのマイク・ボッツ(Mike Botts)を新メンバーに加えてセカンド・アルバム『On The Waters』(オン・ザ・ウォーターズ)をリリースし、その中から「Make It With You」(二人の架け橋)が全米No1を記録しています。
翌71年『Manna』(神の糧)からは彼らの最も有名な代表曲となる「If」(イフ)が生まれ、72年『Baby I’m-A Want You』(愛の別れ道)からはタイトル曲他3曲のシングルヒットを飛ばしてバンドはピークを迎えますが、レコード会社の方針を嫌い、ロブ・ロイヤーが脱退してしまいます。
同年11月にはラリー・ネクテル(Larry Knechtel)がメンバーに加わり、アルバム『Guiter Man』(ギター・マン)を出しますが、半年後のツアー中に解散を宣言してバンドの活動は終焉を迎えます。
その後76年に再結成し6作目のアルバム『Lost Without Your Love』(愛のかけら)を発表しますが一時的な物でした。
彼らの楽曲は主にゲイツ作品とグリフィン/ロイヤーのコンビ作品に2分されていてます。シングルのA面はいつもゲイツ作品、グリフィン/ロイヤーの作品がB面となっています。
シングルヒットしたゲイツの作品はスローなメロディのものが多く、ソフト・ロックなブレッドのイメージを固定してしまいましたが、グリフィン/ロイヤーのものは力強いギター・ロックの曲やカントリー・ロック調の曲もあり、バラエティにとんでいます。
解散後のゲイツの大ヒット等、この関係はなんとなくオフコースの小田和正と鈴木康博の関係を思い出させますね。
CDは持っていなかったのでベスト盤を買おうとずっと思ってたのですが、いろんなベスト盤があるので結構困ってしまいました。結局2007年12月に発売されたRHINOの3枚組53曲入りの「The Works」写真右を買いました。写真左「The Best Of Bread」はLP盤の12曲+8曲ですがVol.2分の曲は入ってません。写真中の「Anthology」も選曲はOKなのですが発売年が古いのでちょっと敬遠しました。今日は朝からBreadを繰り返し聞いていました。
Make It With You (Apr 1970)
If (Mar 1971)
Baby I’m-A Want You (Oct 1971)
Everything I Own (Jan 1972)
Diary (Apr 1972)
The Guitar Man (Jul 1972)
Aubrey (Jan 1973)